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意外に知られていないカーペットの歴史
普段何気なく、皆さんが使っているであろうカーペットですが、その歴史については意外に知られていないのが現状です。そこで知ってるようで知らない、カーペットの歴史をかいつまんで紹介します。
その歴史は、原始時代まで遡らなければなりません。原始時代は、今のように家がどこにでもあった訳ではないので、人類はケモノの皮や枯草、葦などを乾かして敷物として寒さをしのいだり、暑い地域ではひんやりとした、滑らかな感触の敷物が求められました。
時代が少し進んで、農耕や牧畜が行われるようになると、オリエントや北アジアで牧羊が盛んになり、羊の皮を使いそれを洗浄した後、うすいアルカリ性の液をふりかけ、足で踏んで圧力と熱を加えてできた敷物いわゆるフェルトが作られるようになりました。
そして紀元前4200年頃になると、今のエジプトで麻布が作られるようになり、平織り、綾織、あじろ織り、つづれ織りなど様々な織り方が編み出されました。さらに時代が進むとエジプトの第11王朝時代(紀元前2133~1991年)に最古のパイル織物が作られるようになっていきます。
たて糸2本にパイルとなる糸を結びつけて、切るといった製法で編み上げられるのが、毛皮に似た段通と呼ばれる織物です。この技法は紀元前5世紀には存在したとされています。紀元後16世紀以降になると、世界の王国などで段通が生産されるようになり、宮廷や王室などに献上される事も多くなりました。
段通とは別に、12世紀にエジプトからイタリアのルッカの町にビロードという技術が伝えられ、オランダではそのビロードよりも厚手の羊毛を使ったパイル織物が開発されました。それがモケットです。これらの登場によって、いわゆる織じゅうたんが発展するようになります。
20世紀に入り、二度の世界大戦を終えた頃には、カーペットの製造方法は織る方式から刺す方式が主流になり、効率が良くなった事で生産量が飛躍的に増えました。さらに化学繊維が使われるようになると、タフテッドとニードルと呼ばれるカーペットが生産されるようになります。
そして現代では、デザイン性や保温性に優れた製品だけではなく、防ダニ、防炎、防音、撥水、抗ウイルスといった様々な機能が付加されるようになり、部屋や家の雰囲気に合わせて様々な製品を選べるようになりました。
今後もさらなる科学技術や合成繊維の発展によって、人々の需要や生活環境の変化に対応するように新たな製品が次々と誕生していく事でしょう。
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