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じゅうたん選びのポイント
じゅうたんの種類
一言にじゅうたんと言ってもいろいろな種類があります。素材や用途によっても分類されますが、製造方法によるものが一般的です。長い歴史のなかで変化してきたじゅうたんには、いろいろな製法があります。いくつかご紹介しましょう。
まずウィルトン織です。18世紀の中期にイギリスのウィルトン市で初めて機械織りにより作られたものです。はじめは無地のものでしたが19世紀に自動柄出装置が導入されたことによって、複数色のパイル糸から柄物が作られるようになりました。無地であれば表面に変化をつけることにより、その他の製法では難しい様々な織り方ができるのが特徴です。
ウィルトン織をベースにしたものにダブルフェース織という製法があります。店頭で販売されている柄物の多くはこの製法で作られたものです。同時に二枚織ることができるので生産性にも優れており経済的です。一般的に5年から7年ほど使えるとされます。ウィルトン織とダブルフェース織は色や柄も豊富で、どこにでも敷きやすいじゅうたんです。
ホットカーペットのカバーなどにも使える薄手のじゅうたんにジャガード織があります。織り方はウィルトン織りと同じですが、パイルに使用する糸の太さや基布の違いにより区別しています。ジャガード織の中にもベルギーモケットや中国モケットなど細かい分類がありますが、どれも糸の密集度を高くすることで薄くて使い勝手の良いものになります。
大量生産されているものにタフテッドがあります。1950年頃にアメリカでタフテッド機が発明されてから生産量が増加し、じゅうたんが広く普及するきっかけになりました。以前は無地のものが主流でしたが、技術が進み色や柄を変えることが可能となったため、現在では色柄物が大半を占めるようになりました。
その他に手織りのじゅうたんとして中国段通やパキスタン絨毯などがあります。手織りで作られたものは柔軟性が高く強度にも優れているため、何十年も使える丈夫なものになります。
じゅうたんのお手入れ方法
お部屋に敷くなどして日常的に使用されるじゅうたんですが、しっかりお手入れをすることで使用年数を延ばすことができます。
じゅうたんは一般的にダニなどが発生しやすいと言われています。最低でも週二回、できれば毎日掃除機をかけることと、年に数回程度、空気を通し裏面などを掃除することでダニの繁殖を抑えることができます。
使用しているうちにパイルと呼ばれる糸が出てしまうことがありますが、引き抜かずにはさみで切りそろえてあげましょう。また、テーブルやイスといった家具の置き跡ができてしまったら、スチームアイロンなどの蒸気か低めの温度の蒸しタオルを使うことでお手入れが可能です。家具によって寝てしまったパイル糸は温めることで起こすことができます。その後、丁寧にブラッシングをすれば置き跡が目立たなくなります。
じゅうたんを使用していて一番多いのはシミができてしまうことではないでしょうか。どんなに気を付けていても、うっかり飲み物などをこぼしてしまうことはあります。コーヒーや紅茶などの色の濃い飲み物をこぼしてしまったら、水を固く絞ったタオルで拭き取りましょう。この時、ゴシゴシこすってしまうとパイル糸が傷んでしまうので、水気をタオルに吸わせて叩くようにするのがポイントです。また、ペットがいる家庭ではトイレのしつけをしていても粗相をしてしまうことがあるかもしれません。そんな時はまず塩水で拭いた後、5%のアンモニア水で拭きます。最後にぬるま湯に中性洗剤を混ぜて拭き上げるとよいでしょう。
汚れの原因はいろいろありますが、適切に対処することでじゅうたんを長持ちさせることができます。しっかりとお手入れをすることが大切です。
用途や素材に合わせて選ぼう
敷く場所によってじゅうたんの素材を選ぶことによって、より長く使用できることがあります。
例えば、寝室に敷くものにはカットタイプパイルという素材がおすすめです。これはパイル糸の先端を平滑にカットしたもので、柔らかな感触が特徴です。耐久性は若干劣りますが、あまり歩行することのない寝室であれば十分に長持ちさせることができます。また、人が集まることの多いリビングや応接間などにはループタイプのように、耐久性が高くお手入れが簡単なものを選ぶとよいでしょう。
お部屋の居住性を高めるじゅうたんですが、そのほかにも防音効果を得られることがあります。とくに、防音機能に優れたものも市販されているので、アパートにお住まいの人や小さなお子様のいる家庭におすすめです。また、撥水加工がされたものや防カビや抗菌、消臭加工が施されているものもあります。
デザインが豊富でインテリアの一部として楽しむほか、様々な機能をもったじゅうたんが市販されているので、用途や家庭環境に合わせて選ぶことでご自宅の居住性をより良いものにすることができます。
hr